塗料の耐久性の問題
一般的に外壁塗装は１０年くらいが目安で塗替え時期と言われています。その理由としてまず挙げられるのが塗料の寿命です。現在広く普及しているシリコン塗料の場合、耐用年数は10～13年ほどです。シリコン塗料はかつて広く用いられていたウレタン塗料と比較して汚れがつきにくく耐用性に優れていると言われていますが、それでも１０年くらいが塗り直しの時期と言われています。
ただこの塗料の耐用性・耐久性に関しては住宅の立地条件によっても大きく異なってきます。日当たりのよいところは紫外線の影響で劣化が進みやすいですし、風雨にさらされやすいところは汚れが付着しやすくなります。ですから10年を目安としつつ、劣化症状を確認しながら最適な外壁塗装のタイミングを見計らっていくことになります。
ひび割れや色褪せ、さらには粉状のものが手に付くチョーキング、錆、カビの発生など、プロでなくも簡単に確認できる劣化症状を日々の生活の中で確認する習慣をつけるようにしましょう。7～8年位経つとこうした症状が見られるようになります。
住宅メンテナンスのついでに外壁塗装をする、という選択肢もあります。他の部分のメンテナンスや修理を外壁塗装と同じ業者に依頼することでコストを抑えることができます。多少劣化が気になりはじめた段階なら住宅メンテナンスと一緒に依頼することを検討してみるとよいでしょう。メンテナンス時期もだいたい10年くらいです。
外壁塗装の最適な時期は、通常、住宅全体の状態や外壁の劣化具合を考慮して、約10年ごとに判断されます。専門の業者に建物の劣化具合をきちんと見てもらったうえで検討しましょう。
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